HISTORY 1
これからビルは、空き店舗だったビルを私たち福井木守り舎のメンバーたち自身が一部改修することで、カフェやイベントスペースなど人々が集まり、交流できる場へと生まれ変わりました。そのようすをご紹介します。
1.空き店舗をリノベーション
これからビルは、もともとファッションビルでした。閉店して数年使われないままになっていたのを、私たち福井木守り舎がオーナー様からお借りして、自らリノベーション(改装・改修)し、新しい建物に生まれ変わらせました。
これからビルのリノベーション完成後に、アーティストの西村公一さんがマスキングテープでハートの作品を正面ドアに作ってくれました。写真は作品を作っている様子です。あれから7年以上たった今も、このハートがカフェのお客様たちを迎え入れています。
これからビルは、さまざまな方が関わってこの空間を作っています。北側のガラス窓には福井大学の学生たちがイラストを描いてくれました。
2.リノベーション空間が持つ可能性
なぜ私たちは新しい建物ではなく古いビルを選んだのか?その理由は、福井駅前は今後、再開発だけではなく、リノベーションが重要だと思ったからです。既存のものを生かして私たち自身が新しいものにつくりかえることで、どこにもない建物となり、福井らしい街の景色の一つとなっていきます。
現在カフェsumuになっている1階は業者に改修してもらい、3階のスペースは自分たちで作業しました。
当時は、福井新聞社の記者さんらも加わって一緒にDIYで改修しました。
sankakuと名付けた3階スペースは、文字通り、誰もがここに参画してほしいという想いに応えるように、たくさんの方が来てくれました。
手づくりならではのあたたかみのある空間だからこそ、多くの人が集い、交流が生まれてきたのだと思います。
オープンから数年、空き店舗だった場所はさまざまな人たちの手によって活用され、今後も無限の可能性を秘めています。
3.福井駅前商店街の「これから」(未来)を拓く場所として
現在、カフェsumuの運営のほか、カフェの営業時間帯以外で、お店をやりたいという人がこの店舗スペースを間借りして、試験的な運営や独立店舗への足掛かりとして活用してもらっています。
事例紹介はこちら。
お店をやっていくには、テナントの賃貸費用だけでなく初期費用として多額のコストが必要となります。多くの方が融資を受けたり、補助金を利用したりして開業するのですが、実際にはお店が軌道に乗るまで商品やサービスの向上だけでなく、顧客の獲得や経営面などさまざまな課題があります。いきなり借金を背負って開業するよりは、まずは間借りで試験運用し、お店を運営するためのノウハウを少しずつ実践でつかんでいただけるといいと思っています。
事例紹介はこちら。
さらに、ただ場所をお貸しするだけでなく、福井木守り舎のメンバーや人脈には飲食業の経験を積んできた方もいるので、お店を運営するためのさまざまなアドバイスを受けることもできます。
また、3階スペースではイベントができるスペースとしても活用しています。
これまで、ワークショップや展示会などが開かれています。
福井駅前のコミュニティが集う場所となっていければと思います。
これからビルでは、福井駅前で何かをやりたい!という人のための場所を提供し、それに伴うさまざまなサポートをしていきたいと思っています。
これからビルを活用したい、福井駅前で何かをやりたいなどと思っている方は、こちらにお気軽にお問い合わせください。